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2007.12/1 清水戦後記者会見


12月1日(土)2007J1リーグ戦第34節
鹿島3-0清水(14:34/カシマ/31,384人)
得点者:20'小笠原満男(鹿島)48'本山雅志(鹿島)58'マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)

Q:優勝の感激を、言葉にしてください

「今やっと興奮が冷めてきて、優勝の実感が湧いてきました。ピッチでサポーターにあいさつするときは気持ちが入りすぎてしまって、皆さんは何がどうなっているのかわからなかったでしょう。申し訳ありませんでした」

Q:チーム史上最低の立ち上がりだった今季、最後にこの結果を得たのは、何がよかったと思うか?

「まだ興奮しているので、みなさんの期待するような言葉が出るかわからないが…。
 1つは選手達を納得させる作業が重要だった。ひとり一人はスーパーではないし、それぞれに長短所がある。その短所を隣の選手がカバーしあうことで、チームは理想の形になる。もう1つは、薄れていた個の自信を取り戻すこと。そして自分たちのやらなくてはならないことに一つ一つ取り組んでいくこと。そうすれば、個の成長と結果が必ず出てくる、そうスイッチを切り替えようと選手たちに言い続けた。
 ただ、こうやりたいと自分が言い続けても、それに意欲的に取り組む姿勢が選手たちの中から出てこないと、それは単純に言われたことをこなすだけの、集中や目的のない状態の作業になってしまう。毎日の細かなことでも、受け入れる側がそれを頭と心でともに受け入れる気持ちにならなければ、こういう結果は得られなかっただろう。だから、これは私がひとりでやったのではなく、選手たちの『変わらなければ』という気持ちがこのチームを切磋琢磨させて成長させた。」

「次の質問に行く前に、この場を借りて横浜FCに対してひとこと申し上げたい。
 今日は彼らのプロ意識を感じさせてもらった。彼らにとってはJ2降格も決まっている最後の試合であったはずだが、サポートしてくれたすべての人たちのためにきっちりと戦って見せるという日本サッカーのすばらしさを見せてくれたと思う。お礼を言うというのではないが、我々がアジアチャンピオンの浦和を破ってJリーグチャンピオンになれたのは、少なからず横浜FCがプロ意識を出して戦ってくれたおかげでもあると思う。横浜FCのジュリオレアル監督は、30年ほど前に大学の同級生だった。今日、ピッチ上で浦和戦の中継を見守りつつ彼の顔を少し見た。彼は今季途中から来日したので、みなさんにはまだ彼の力がわからないかもしれないが、彼はブラジルでも名監督と言われる一人であり、今日はその実力を見せてくれたと思う。また横浜FCの選手たちも、最後の試合までどん欲に戦う姿勢を見せてくれた。ありがとうと言いたい」

Q:今季、いちばんの節目になったのは?

「いろいろとあった。
 1-5でG大阪(8/29)に敗れ、その3日後には川崎Fに4-1で勝ち(9/1)、さらにその後名古屋に0-3で敗れた(9/15)。精神的にコントロールが難しく、プレッシャーもあってなかなか維持できなかった。その時点で、浦和との勝点差が10あったと思う。まさにそのとき選手たちには、対戦相手やスケジュールを表にしてこの先の私のプランを見せ、まだ何が起こるかわからないと言った。勝たないといけないという中でやっていかないといけなかったが、チームワーストのスタートから最後は9連勝での幕切れ。正反対の出来になった。連勝していく中で選手たちは自信を深め、スタッフへの信頼も高まり、お互いの信用も強くなっていった。やることに対して、全力でやらないといけないという気持ちも高まっていったのではないかと思う。
 ただ、これも僕が一人でできたことではなく、スタッフが僕を信じてくれて、それが選手たちの信頼にも繋がった。
 前節では1人少ない中で得点を挙げ、さらに最後は9人で勝った。僕はこの仲間と仕事が出来ることを誇りに思うと伝えた。だからクラブ、そして日本サッカーの歴史に名を刻もうと言い、それを実現できた。彼らの力と頑張りによって、選手のおかげで、この結果を得られたと思う」

「最後に、何かを終えた時に僕はお礼を言うことが大事だと思っている。そしてそれとともに、評価されることが大事だと…。
 (通訳の高井蘭童さんから「この先は自分のことなので訳しにくいのですが…」との前置きがあり、)このチームに来て、私はこの通訳と出会った。時に私は興奮して10分以上も話し続けることがあったが、彼はそういう状況でもよく私の言葉を訳してきてくれた。時々、『本当に訳しているのか』と疑ったこともあったが(笑)。
 特に選手たちを納得させなければならないという場面では、彼なりに選手たちを考えさせるために言葉を選ぶ苦労があったと思う。一生懸命やってきてくれたことが、今日のこういう結果に繋がったと思っている。ありがとう」
 (最後の監督の言葉を、涙しながら訳した高井通訳にメディアから拍手が起こり、監督会見は終了になりました)

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